挿し穂で植物を増やしたら、それだけ手入れの手間が増えるではないか…となりますが、何年も色々試してみて、やはり、植物と庭には相性があるということがようやく分かりました。というより、受け入れました。
今までは、やり方が悪いだけで、手をかければ、きっと立派な花が咲いてくれるはず、なんて信じて見た目に惹かれた様々な種類の花を植えてみましたが、これがどうにも…。
園芸界では難易度の高いとされている花が、特段世話もしないのに元気に育っているかと思えば、初心者向きとされている花が気がつくと庭から消えているといった具合で、目指す「花と緑いっぱいの庭」には 程遠く…。
ようやく思い至ったのが…そうだっ!今この庭にある何年もいる植物をメインにしよう…ということで、ラベンダーとオステオスペルマムの挿し穂をよくやっています。
今回は、イングリッシュラベンダーの挿し穂です。もともとは、ハーブが蚊よけになると聞いたので、ならばプランターに植えて掃き出し窓の下に置こうと考えて試しに挿し穂をして成功したのが始まりです。
まず、元気そうな穂を10cm〜20cm程度、切り取ります。(暖かな3月下旬)
次に先端を切り落とし、土に挿す部分の葉を取り除きます。穂の負担を減らすため、葉も間引きします。長いものは、半分にして2本の挿し穂にしました。
あとはこれを土に挿すだけです。いきなり庭に地挿し穂です。一応挿す場所の土をほぐします。
この後、水やりをします。画像の上部に写っている木は古いラベンダー(15年以上)で、今回、手前に植えたラベンダーで木質部を隠そうという計画です。
エコガーデニングなので、汚いからといって抜いたりはしません。大きくなっている分、高さも出るのでそれを活かします。
ということで、こんなやり方でも成功率7,8割あると思います。100%ではないので何本かやるといいと思います。以前に寒くなってからやったことがありますが、それは全滅でした。さすがに休眠中で根が出なかったのでしょう。
これは1,2 年前に小さなプランターで挿し穂をしたものです。
ほとんどは、ここ数年で挿し穂をしたものなので、木質化しないように剪定だけは、サボらずやってみようと思っています。