リジェネラティブ農業(不耕起栽培)をガーデニングに取り入れてみるPart1.秋冬編
ゲイブ・ブラウン氏の著書「土を育てる」に大いに感化され、ガーデニングにも応用できるのか試してみることにしました。さすがに家畜は飼えないけれど。。。
とりあえず、試してみるのは
①耕さないこと
②雑草の根を残して微生物(菌?)を活用すること
(③マメ科イネ科の植物を植えてみる)
上の2つを実践してみようと思います。③はできたらやってみようかなという程度です。
ということで手始めに、毎年やっているストックの種まきで実践です。
8月中に蒔くと年内に花を咲かせることができるそうですが、あまりの暑さに蒔いたのは9月下旬でした。(毎年遅れがちです。去年は10月だったような…)
ストックの種からの栽培記録はこちら↓。
まず土。種まきには新しい土が推奨されていますが、あえて前シーズンにパンジービオラを植えていた古土をそのまま活用。
パンジービオラの夏越しをさせるために、シーズン終わりの春にポットに移して日陰においてみたものの失敗。そのまま放置していたものを再利用。地上部の枯れた茎を取り除いただけで根を残したままの土を使用しています。

この小分けポットに移すときに土が崩れてしまったので、耕さないというのは実践できず。
移さずに元のポットにそのまま種を蒔けばよかったのか…と今気付きました。
一応、無事に芽は出ました。
その後、11月には庭に植え付けしたのですが、どうも成長が思わしくないような…。

↑3月初旬。
大きくもならず、つぼみも見当たらず。
ストックは肥料をしっかりやって、人の手をかけるべき園芸種なのかもしれません。
もう一点、原因として思い当たるのは、種の状態。もう何年も劣悪な環境の我が庭で育てたものから種を取っているので、年々種が弱っている可能性もなきにしもあらず。
無事に花は咲くのだろうか?
3月下旬。↓

最初の花が咲きました。
高く成長しないのは、種の劣化か無肥料のせいか何か原因があるのでしょうが、一応咲いたので一安心。
他のものもつぼみをつけているのでもうしばらくまちましょう。

↓そして4月も中旬。
ようやく咲き揃いました。
奥の薄いピンクは秋に購入して植えたもの。
自家製ストックはかなり小ぶりです。
遅く咲いた分、花期も延長されるのでしょうか?

↑超ミニサイズのストック。

↑ゴールデンウィークに入り、そろそろ終わりです。花期が延長されることはありませんでした。もう暑いですし。
今回は、植え付けの時点で、間引いたひょろひょろの苗まで利用したためか、種の状態が悪かったためか、大きくはなりませんでしたが、肥料なしでも一応花が咲くということは分かりました。
一応、花が咲くことは確認できたので、来シーズンはもう少し真剣に取り組んでみよう。と気持ちも新たに、以上、ストック編終了。
季節になったので購入したものを植えました。


おそらく肥料たっぷりで育てられた園芸品種ではありますが、最小限の穴を掘って植え付け、腐葉土で花の周囲をカバーし、水やりをしたのみです。
果たして、肥料なしで花を咲かせることができるでしょうか?
↓1月の様子。(上の写真とは違うものになってしまいましたが)



今のところ、ほとんど元気に咲いています。プランター植えをしたもので3〜4株咲かないものがあるのですが、肥料をやらずに観察中です。
購入店の差もあるかなあと思ったり…。
さて、4月に入り、↓

どの株もわんさと咲いています。

↑実はこちらは冬の間、一切花をつけずにいたもののうちの二株。
肥料をやることも考えましたが、もう少しもう少しと様子見をしながら春を迎えるとご覧の通り。
やはり肥料は必要ないのかな?…
例年でも植え付けのときに肥料を土に鋤き込むくらいで液肥はほぼ忘れてやらないことが多いのですが。




間延びしてきて、そろそろ終わりの様相のものもありますが、まだまだ元気なのもあります。
結果、パンジービオラは肥料なしの手間いらずでシーズンを終えそうです。
初めて試した不耕起、肥料なし栽培は、この秋冬春シーズンでは、何の問題もなさそうです。手間が減って楽だったなあという印象です。
ただ、クリスマスローズは花つきがすこぶる悪かったです。突然肥料をもらえなくなってびっくりしているのかもしれません。
でも、元気そうなので来シーズンまで無肥料を試す予定です。
雑草も抜くのではなく、根を残すために切り取り式にしたことで嬉しい事態になりました。
こぼれ種の金魚草↑と忘れな草↓

今までは、雑草とともに抜いてしまっていたと思われます。
春になり雑草が増えると切り取るのも面倒に感じましたが、根を残すむしり方を発見したので次回からは楽になるかもしれません。
ということで、以上、不耕起、無肥料ガーデニング冬編、終了にします。
引き続き、夏も続ける予定です。
こんな情報誰かの役にたつのかしら?